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まだテニスコートは再開せず

香港では昨年12月頭からテニスコートが閉鎖され間もなく2ヶ月となります。1日あたりの新規感染者数は20人台まで一時は減少したものの、最近は50人前後で推移しています。また先週末には初となる一部地域を対象としたロックダウンが導入され、対象地域の住民には強制でのPCR検査が行われました。規制強化が始まり約2ヶ月経過した香港でこの状況なため、2月上旬での日本での緊急事態宣言解除は現実的ではないでしょう。

本日の香港現地英字新聞では再びコロナによるテニスコート閉鎖を議論した記事が取り上げられていました。4度に渡るコート閉鎖により、200あるパブリックコート、100あるプライベートコートは計140日以上使用が禁止されている状態が続いています。プライベートコーチは収入が滞る中、家賃、生活費、学費などのランニングコストは変わらず、他方、政府からの補助金は一度あった7,500香港ドル(=約10万円)の支給のみで飲食店よりも苦しい状況に直面しています。香港テニス協会からも政府にソーシャルディスタンスとしてのテニスの安全性を訴えるコメントが出されているもののテニスコート再開にはまだ目処がたっていません。

一方、一部ヨーロッパではITFジュニア大会やテニスヨーロッパが開催されています。今週はラファナダルアカデミーで2月8日から開催されるJ3大会の予選の予選がスタートしました。12歳の長男は一回戦は勝利したものの、二回戦でルーマニア出身の17歳の選手に敗れましたが、香港での状況を考えれば大会に参加出来るだけでも環境はとても恵まれています。来月はテニスヨーロッパに参加する予定だそうです。

また同じくラファナダルアカデミーでは先週から3週連続での女子ITF大会(15,000ドル)が始まりました。1週目はフィリピン出身でアカデミーに所属する15歳のAlexandra Eala選手がノーシードながらプロ大会初優勝を飾りました。今週の2週目も昨日、第2シード選手を下して二回戦へ駒を進めました。

今月の男子ITFフューチャーズでの14歳中国人選手のプロ初勝利の知らせなど、男女ともにアジア選手の活躍は嬉しい限りです。

 

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