Win Sports Vision

海外テニス留学

新型コロナウィルス⑨

香港のパブリック・コートが条件付きながら、来週から再開する事になりました。閉鎖されてから約1ヶ月が経過しましたが、その間、日本でいう全日本選抜ジュニアに相当するNissin Junior Nationalsが延期 (?) となり、また6〜7歳を対象としたミニ・テニス大会が中止となりました。

漸くという感じですが、日本で物議を醸している学校休校、在宅勤務などの早期導入により、感染者数、死亡者数は1ヶ月前からほぼ横這いで推移しており、政府の対応は今の所、上手くいっている印象があります。

さて、パブリック・コートの条件付き再開により香港テニス協会のナショナル・ジュニア・チーム (NTS) のトレーニングも一部で再開します。1コートあたりの上限人数をコーチを入れて4名として、大規模な感染を避けるような指示が政府からは出ている様です。

先週のスリランカで開催されたATF大会では、決勝は香港NTS選手同士の一騎打ちとなりました。今週も多数のNTS選手がスリランカでのATF Week 2に望んでます。

他方、ブルゲラ・テニス・アカデミー香港校ではマレーシア半島東海岸で明日から開催されるATF大会の遠征にコーチ・ダミアン (ブルゲラ・テニス・アカデミー本校卒業生) が同行してます。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200301194956j:image

 

 

 

新型コロナウィルス⑧

日本政府が多数の人間が集まる全国的なスポーツ、文化イベントについて今後2週間の中止や延期、規模縮小を要請する中、アジアではタイが3〜4月開催予定だったATF大会、3大会の中止を決定しました。タイへの2019年旅行者数の内、中国人旅行者比率は28%でしたが、日本、韓国からの旅行者もそれなりの比率を占めている事もあり、足元で急速に日本、韓国で拡大している新型コロナウィルスの現状を考慮しての決断だと思われます。

一方で、震源地となった中国本土では地方政府による徹底的な対策が功を奏して来てます。感染リスクの低い地域を中心に経済活動の再開が本格化している他、外出を控えていた住民、旧正月休みからUターンした出稼ぎ労働者が街に出始め、日常の活気を取り戻しつつあります。

デモによる騒乱と新型コロナウィルスに苦しむ香港ですが、香港政府が景気対策の一貫として18歳以上の香港人、及び永住権保有者に対して1万香港ドル (=14万円) の支給をする事を決定しました。夏には支払われる予定です。

Win Sports Vision主催の2010年生まれを対象とした第一回アジア個人最強決定戦深セン大会 (3月) は中止を余儀なくされたましたが、ブルゲラテニスアカデミー香港校主催のUTR大会『Asia Monty Tour』Week 8、及びWeek 9は4月に計画通り開催を予定してます。一部ローカル・コーチの噂では、来週からパブリック・コートの使用が再開される可能性もあるようです。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200228185352j:image

 

 

新型コロナウィルス⑦

日本と韓国で急速に拡大している新型コロナウィルスの影響を受け、昨日、香港政府は韓国から入国禁止を決定しました。また香港日本領事館からは日本からの香港入国者に対して、2週間の自主的な自宅・ホテル待機の勧告が出されました。

現在どちらかと言うと香港、中国本土での状況はピークアウトして来てます。中国本土内では深センに他の都市から入る際に2週間の検疫施設での滞在が義務付けられてましたが、直近解除されました。香港政府は引き続き慎重な姿勢を維持しており、学校再開のタイミングを再度延期して、イースター休暇明けの4/20にする事を発表しました。

この決断により、またまたパブリック・コートの再開が後ずれする事となり、香港テニス協会プログラム下のジュニア・ナショナル・チームのトレーニング再開も約2ヶ月先になりました。

今週、来週とナショナル・ジュニア・チーム所属選手の一部はスリランカでのATF14歳以下大会に出場してます。今週は準決済まで進んだ大会で2名が未だ残ってます。

再来週以降も東南アジア、南アジアに活路を求め、香港選手が積極的に遠征をするかもしれません。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200226192246j:image

スポーツを活かした海外生活

テニスであればスペイン流のコーチング、サッカーであればブラジル式のコーチングが注目を集めた時代の流れに乗り、香港や深センに活躍の場を求めてやって来たコーチが多くいます。

テニスではブルゲラ・テニス・アカデミー香港校が開校しましたが、実は香港テニス協会内にもスペイン人コーチがフィットネスコーチも含めて多数在籍してます。また、以前ブログで取り上げた深センの大型テニス・アカデミーではワン・チャン選手のスペイン人コーチがアカデミーのヘッドコーチも務めてます。

サッカーではブラジル人元選手がセカンド・キャリアとして香港や深センでサッカー・スクールを開校する流れがここ10年で加速しました。特に人口も多く、資金力のある深センはマーケットとしては非常に魅力的なようです。数年前に長男のサッカー遠征が深センで行われ、8〜12歳を対象とした交流試合にもかかわらず東京ドーム2倍以上の広さ、しかも綺麗な芝のグランドが用意されてました。また深センチームの多くのコーチがブラジル人であり、資金力を活かして香港からブラジル人コーチを引き抜くトレンドもあったようです。

個人的な意見ですが、スポーツの分野で日本人ももっと活躍の場やオポチュニティを求めアジアに出ても良いと思います。アジア人の体格を知っている日本人の方がアジア人の育成方法では欧米人よりも経験を活かせる可能性が高く、何と言っても日本人程、ディーテールな民族は稀です。勿論、英語でのコミュニケーション力は求められます。上述のスペイン人、ブラジル人コーチは中国語、広東語が話せなくても英語での指導には全く問題がありません。ジュニア時代にスポーツを通じて積極的に海外に出る事で、海外の異文化、言語に触れつつ、違和感を感じることなく英語が身につけられる環境作りは必要かもしれません。そしてそれが将来の可能性を広めます。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200223184549j:image
f:id:chezkatsu:20200223184546j:image

 

ブルゲラテニスアカデミー香港 香港人選手紹介

プロチーム所属のCaymus Choi選手の紹介です。香港ジュニアDavis Cupの16歳以下代表に初めて招集されました。

 

僕の父親はテニスとゴルフのファンです。その父親の友人がHong Kong Golf & Tennis Academy (HKGTA) を推薦しました。それは2016年の夏だったと思います。当時、 僕はテニスに限らず他のスポーツもしてました。 このクラブに初めて来てトライアルに参加した時のコーチがHKGTA内にあるブルゲラ・テニス・ アカデミー香港校の開設に携わったBastienでした。 トレーニングの質やそのインテシティさ、 またクラブ施設の質の高さに僕の家族は感銘を受けクラブ会員にな りました。直ぐにテニスがとても好きになりました。ただ、当時は主に健康のためのテニスでした。何故ならば僕の体重は10 0キロを超えていたからです。

僕のテニスは上達し、また上達するに連れてもっと上達したいと思い始めました。 僕たち家族はアメリカに数年住んで勉強とテニスをする事が良い経験になると考えました。 僕は世界で最も有名なアカデミーの一つでもあるIMGに行く決断をしました。開校したばかりのブルゲラ・テニス・ アカデミー香港校には当時、多くの選手がいなかったからです。

米国留学が始まった頃の自分は未だ太ってました。 然しながら変わる決心をしました。食生活を変え、 毎朝学校に行く前の5時にジョギングをしました。12ヶ月で25 キロの減量に成功しました。その期間、テニスも上達しました。

ただ、香港、実家が恋しかったです。留学期間中に香港に戻るたび、トレーニングのためブルゲラ・テニス・アカデミー香港校を訪問しました。実感したのは選手の数が増えていて、コーチ陣も充実化していたことです。開校当初の計画が順調に進んでました。

米国留学2年目で、テニスの上達速度が遅くなっている感じをし始めました。大きなアカデミーには沢山の選手がいます。従って、プログラムは選手個々のニーズに合って必ずしも組まれてません。一方、ブルゲラ・テニス・ アカデミー香港校は継続的な発展を遂げてました。 だから僕は全てが始まった香港に戻る事を決めました。

今、僕は世界でもベストと思える選手と一緒にトレーニングをしてます。自分の国で自分のためにパーソナライズされたサービスを受けてます。継続的に上達していると感じます。だからもっと上手くなりたいです。僕は今、「Competitive Player」になりました。スポーツ・スコラーシップを勝ち取り有名大学に行きたいです。 ただその前に、僕のジュニア・キャリアの目標は、ITFジュニア ・ランキングでトップ50に入り、グランドスラム・ジュニアに出場する事です。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング


“My dad is a tennis and golf fan, so a friend recommended visiting @hongkong_gta At that time I used to play several sports. When I first came, I began receiving lessons with Bastien. The quality and intensity of the training, mixed with the quality of the facilities, motivated my family to become patrons. Soon I fell in love with tennis, but I was playing mainly for health, as I weighed more than 100 kilos.
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
I began to improve, and in doing so, began to aspire more. Together with my family we thought it would be a good experience to live in Usa for a few years to study and play tennis. So I moved to IMG, one of the most renowned academies in the world. By then there weren't many players here yet.
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
When I arrived in Usa I was still overweight, but decided to change. I changed my diet and ran everyday at 5am before going to school. In twelve months, I lost more than 25 kilos. During that year I also improved my tennis.
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
However, I missed Hong Kong, my home. Every time I came back, I always went to @hongkong_gta to train. I realized that there were more and more players and better coaches. A good project was being put together.
During my second year at Usa, I began to feel that my tennis progression had slowed down. Big academies have many players and attention is not personalized. @btahongkong continued to grow, so I decided to go back to where it all started.
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
Now, I train with players who can be among the best in the world, I am at home, and I receive a personalized service. I feel that I keep improving and therefore, want more. I am now a competitive player. I want to get a sports scholarship in a good university, but first, in my junior career, I want to be in the top 50 in the world and play the Grand Slams”. Caymus Choi is one of our ProTeam players who has been recently sum-mend by the National federation to join the best under 16 players in Hong Kong 🇭🇰 #btahongkong #brugueraway #hkgta

f:id:chezkatsu:20200220123833j:image

 

香港ジュニア・テニス・ランキングの謎 其のニ

ATF大会のAcceptance Listの参加ポイントとなるナショナル・ランキングで、何故、在香港ジュニアはナショナル・ランキングが反映されているのか分かりました。

非常に単純ですが、香港テニス協会が定期的に国内ランキングをアジアテニス連盟に報告してました。逆も然りで、在香港ジュニアのATF大会の戦績も香港テニス協会に報告が確りと入るスキームが確立されている様です。

香港をベースに活動しているならばATFの登録も香港にすべきとの協会コーチの勧めにより、先程、長男の登録変更の手続きをしました。登録国を日本のままにするとATF大会でのポイントが今度は逆に香港ジュニア・ランキングに反映されない可能性もある様でした。。。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200218213453j:image

 

 

香港ジュニア・テニス・ランキングの謎

ATF各大会のAcceptance Listを見て常に不思議に感じていた点があります。

それはAcceptance Listを考慮する項目にATFランキングの他に、国内のナショナル・ランキングがあり、ただ、その国内ナショナル・ランキングが反映されている国とそうでない国がある事です。

例えば写真は3月第1週にマレーシアで開催予定のATFのAcceptance Listです。

新型コロナウィルスの影響により香港ジュニア選手が積極的に海外遠征をしているため在香港ベースの選手が多くなっています。ただ、気になるはナショナル・ランキングが反映されているのは香港とインドのみで、開催地のマレーシアですら反映されてません。

香港テニス協会で14歳以下のナショナル・ジュニア・チームでコーチをしているイギリス人ヘッドコーチに聞いた所、明確な回答がありませんでした。ただ、考えられる理由はATF大会でのポイントが自動的に香港ランキング・システムに反映されるため、それが考慮されているのではないかとの事です。

予選ドロー数を上回る申込者数となった場合、明らかに香港ナショナル・ランキングを持っていた方が有利です。今回はたまたま予選64ドローまでありましたが、予選32ドローが通常の様です。つまり、ATFポイントを保有しない香港登録以外の多くの選手が本来であればAcceptされていない状況であったと言う事になります。

因みに在香港ベース、香港登録選手という表現を使用したのは、アジアの金融センター、香港ならではの事情があります。それは国際色がとても豊かなため、必ずしも香港パスポートを保有しなくともテニスの場合、香港登録や香港代表となれる可能性がある点です。

優位性を活かすため長男の登録を日本から香港に変更するのもありかと感じてます。日本登録のため32ドローでは漏れてました。。。

 

1日ワンクリックをお願い致します。


テニスランキング

 

f:id:chezkatsu:20200217231625j:image
f:id:chezkatsu:20200217231628j:image