香港ジュニア・テニス選手の欧州テニスアカデミーへの留学人気が高まってます。
背景には、
①アジアでのコロナケース・ゼロ戦略重視による国境閉鎖によるITFジュニア、及びATF大会の中止、
②テニスを道具とした米国大学留学へのニーズの高まり、
が考えられます。
今年の夏以降、新たに4人の選手がスペインへ留学をしました。
その内の一人は09年生まれのインド系香港女子ジュニアで、19年kids-tennis.cup山梨大会のスムリクバ・カテゴリーを優勝。お父様は見かけてことはあったものの、直接話したことはありませんでしたが、スペイン留学にあたり相談を受けビザの手続きなどのサポートをさせて頂きました。現在はアリカンテにあるRC Tennis Proでトレーニングをしています。RC Tennis ProではATP1000モンテカルロでフェデラーをあと一歩まで追い込んだATP最高位50位の元プロ選手Ruben Ramirez Hidalgoがコーチとしても活躍をしています。
他方、残り3名はラファ・ナダル・アカデミーへの留学です。
内2名は、米国大学留学を見据えた16-17歳男子ジュニア。
そして残り1名はプロを目指すべく拠点を移した17歳のコールマン・ウォン選手。日本でも彼をご存知な方はいらっしゃるかもしれませんが、今年の全米ジュニア・ダブルスのチャンピオンです。拠点をラファ・ナダル・アカデミーへと移した数か月後にグランド・スラム・ジュニアの初タイトルを獲得しました(因みに男子シングルス優勝は同じアカデミーのスペイン人ジュニアでした)。
また新年からはモラトグルー・アカデミーへの留学を決めた女子ジュニアもいます。kids-tennis.cupの17年福岡大会で優勝(準優勝?)した09年生まれのフランス人と香港人のハーフ選手です。父親方のご両親がフランスにいることが決断をサポートしたのかもしれません。
オミクロン株の出現によりゼロケース戦略の変更には不透明感があります。が、22年のITFジュニア大会、ATF大会の再開を期待したいです。
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