海外アカデミー留学のメリットをスペイン・マジョルカ島にあるラファ・ナダル・アカデミーを例にまとめました。
当アカデミーに在籍するメリットとしてはテニスに集中出来る環境が整っている事ですが、大まかな情報はインターネットを通じて調べる事が出来るため、ここでは実体験に基づいて情報を共有します。
キャンパス内にインターナショナル・スクールと学生寮が完備されているため24時間を有効に活用が出来ます。
しかも学校、学生寮、カフェテリアの全てが同じビルにあるため移動の時間を大幅に削減出来ます。
(前回のブログで触れましたが、特に14歳以降ではテニスのための時間を如何に確保出来るかが重要です。)
因みにウィークデーの一日の流れは14歳以下の場合は以下です。
(グループにより若干スケジュールは変わります。)
7:30 朝食
8:30-13:00 学校
13:00-14:00 ランチ
14:00-18:00 テニス、フィットネス
18:00-19:30 シャワー、夕食
19:30-21:00 自習
22:00 就寝
所属選手の国際色も豊で、約40ヵの国と地域の選手が共同生活を共にしています。
年間プログラムは毎年9月から6月までの10ヶ月、日本でいう小学6年生から参加が可能です。
ウィークリー・プログラムは年間を通じていつでも参加可です。
時間効率化以外のざっくりとしたメリットは以下です。
・ トップ・プロ選手が定期的に訪問するためトレーニングを見れる (直近ではシュワルッツマン、オジェ・アリアシム)。
・ 360度評価プラットフォームを使用しデイリー・ベースで全てが数値化、グラフ化され保護者にアップデートされる (テニス・フィットネス、トーナメント戦績、学校成績、食事状況、部屋の整頓度合、健康・栄養・メンタル)。またビデオ・アナリシスによるアップデートもあり。
・ 年間プログラム向けのスコラーシップ制度。HP上の金額を額面通り受け取らない方がベター。テニス、学力に応じたスコラーシップを提供。
・ コロナがなければほぼ毎月1回の遠征or大会参加。但し、学業で最低水準をクリア出来なければ参加不可。大会や試合の対戦相手はほぼ毎回異なる選手。スペイン国内選手だけでなく西欧、東欧、南米、北米からの選手とも対戦。
・ 異文化交流。国を超えての友達を作るチャンス。将来的なビジネスには最も重要。
・ 英語はマスト。スペイン語、カタラン語も学習。学業の成績はスペイン語、カタラン語も含めて最低水準をクリアしないと遠征に行けない。
・ ナダル・アカデミー主催で、ナダル・アカデミー・ツアーを年間スケジュールで組んでおり、ほぼ毎月のペースでスペイン国内で大会を主催。1月はバルセロナで予定。
一方でデメリットとは言いませんが、気になるポイントとしてはトレーニングも試合も基本観れないため、コーチを信じられるかどうかです。
また学生寮は二人部屋が基本なため、相手次第で留学生活が変わってしまうリスクもあることは留めていた方が良いでしょう。
現在、14歳以下グループには、イタリア、スペイン、中国からのトップジュニアが所属しています。
また15歳のフィリピン女子ジュニアはITFジュニア最高位2位とアジアからもプロを目指し活躍の場をスペインに移す動きが見られています。
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