香港で最も大きなジュニア大会であるNissin Junior Nationalsが開催された。
カテゴリーは5つ (10歳、12歳、14歳、16歳、18歳以下) で、ダブル・エントリーが認められていることもあり、特に10歳、12歳、14歳以下の参加者数が男子では多く、其々予選、本選を合わせ100-150名のジュニアがエントリーした
悩みに悩んだ末に、息子は12歳と10歳以下で出場。
ダブル・エントリーが認められ上のカテゴリーに挑戦出来る年に一度のチャンスだったため、本当は14歳、12歳以下で出場させたかったが、本来の年齢カテゴリーである10歳以下での登録をプライベート・コーチに押し切られた形となった。
香港では10歳以下の大会ではグリーン・ボールが使用され、ラケット・サイズも26インチと制限が設けられている。
個人的にはこの二つの組み合わせが試合の行方、展開を大きく変えてしまっていると思う。
特に普段イエロー・ボールで練習をしている子供がいきなりラケット・サイズを小さくしてグリーン・ボールで勝ち切るのは難しい。
グリーン・ボールは球足が減速する上に、ボールが軽く、サイドに振られてもラケットに軽く当てただけ返球が出来てしまうのでウィナーを取るのが極めて困難であり、攻撃的なテニスをすればする程、狙い過ぎによるミスが重なり自滅する。
つまりミスを減らすテニス、ディフェンシブな戦略を取った方が勝ち易く、特に実力差が拮抗した場合はこの傾向が顕著となる。
↓はイエローボールでのフォアハンドウィナー練習。これがグリーンボールだと減速してしまう。
息子の10歳以下の試合は正にこの展開となった。
普段はイエロー・ボールで練習をしており久々のグリーン・ボールでウィナーが取れないことへのフラストレーション、それでも強引に打ちに行ったことによるアンフォースド・エラー数の増加、そしてその結果、メンタルが崩壊…準決勝での敗退となった。
典型的なグリーン・ボール試合の負けパターンであり、改めてメンタルの大切さを実感した。
一方で、メンタルが良い方向に動いたのが12歳以下の大会であった。
続きは次回のブログで。