17年12/21-27にかけて香港テニス協会主催で中国本土四川省ツアーが行われた。
Hong Kong Jocky Clubがスポンサーとなったこともあり、
参加料は飛行機代、宿泊代、食事代などの全てが込み込みで約5万円であった。
このツアーでは、香港テニス協会のコーチ引率の元、香港と四川省の子供のスポーツ交流に加え、
成都を中心とした観光名所を見学。
日本で上野動物園のシャンシャンが話題となっているが、
30頭以上のパンダがいる成都パンダ繁育研究基地にも訪問した。
私も部分的にツアーに参加するため約5年振りに成都を訪れたが、
中国の発展の速さには改めて感心した。
スマホの普及によりキャッシュレス化が加速しており、例えばコンビニではAlipayで決済が行われており、
また庶民的な観点からのシェアリング・エコノミーとしては自転車のシェアリング・バイクが急速に普及。
ウィーチャット (中国版ライン) の口座に予めお金を入れることで、
30分で20円程度で自転車の乗り捨てが可能となり、町中至る所でシェアリング・バイク用の黄色い自転車を見かけた。
他方で、5年前にはなかった地下鉄が今では4-5本繋がって利便戦がとても高まっていたり、
不動産価格もここ2年で2倍となり100㎡の3LDKが約6,000万円で売られているようだ。
スピード感の速さが中国と日本の大きな違いなのだろう。
四川運動技術学院に所属するテニス生のテニスも正にそのスピード感が売りのようなテニスをしていた。
良い意味では、ミスを恐れずとにかくアグレッシブ。
攻撃重視のテニスで、特に顕著だったのがサービス・ゲームであった。
まるで卓球の石川佳純の3級目攻撃と同じで、ポイントをフィニッシュに持って行く展開が非常にスピーディーであった。
一方、悪い意味では、単調、自滅というべきなのだろうか。。。
全体的には香港チームと比べ特段レベルが高いという印象はなく、
ピュアな同年代対決ならむしろ香港チームが圧勝だったかもしれない。
四川運動技術学院にいた子供たちの服装で気になったのが、
Anta Sports、Li Ningといった国内系スポーツ・ブランドを着ている子が殆どであったこと。
息子も交流会初日の歓迎会で、Anta Sportsのロゴと中国代表のマークが入ったスポーツ・ウェアを貰った。
日本ではアシックスがメイン・スポンサーだと思われるが、中国ではAnta Sportsが代表チームのメイン・スポンサーを担っているためだ。
言葉の全く通じない国でのテニスはまた違った意味で経験値を高めたと思う。
試合中に議論となったときに、会話が儘ならず議論が終わらないまま次のポイントを開始しようとして相手選手に止められたり、
と、香港や日本では経験出来ない局面を経験出来たのは大きいと思う。
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