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経験 or ポイント?

香港でATF (Asia Tennis Federation) 14歳以下の大会が8月に2回も開催されることを昨日知った。

本戦、予選があり、其々エントリー数は16名と26名 (+ ワイルド・カード6)。

 

本戦は勿論、予選に入るには香港での18歳以下ジュニア・ナショナル・ランキングが必要。

予選から漏れた場合はWaiting Listに入る。

従って、ジュニア・ナショナル・ランキングを上げるためにポイントを稼ぐ事が重要である。

 

ポイントを獲得するには香港のケースではザックリと以下の3つの手段がある。

 

① 年5回あるニッシン・ジュニア・シリーズ (12歳、14歳、16歳、18歳) に参加。

手っ取り早いのはエイジ・アップをして上のカテゴリーで勝つこと。

下記のテーブル (本戦32ドローの場合)

の通り、ポイントが高いから。

 

優勝

準優勝

準決勝

準々決勝

2回戦

1回戦

18歳以下

277

208

138

104

78

52

16歳以下

231

173

130

87

65

44

14歳以下

72

54

36

24

18

12

12歳以下

15

11

8

5

4

3

 

② 毎年1-2月にあるニッシン・ナショナル・ジュニア (12歳、14歳、16歳、18歳) に参加して、上位の成績を収める。

年一度で国内ジュニアの大会では一番大きいため、ポイントが高い (下記テーブルも本戦32ドローの場合)。

これもエイジ・アップで勝てればポイントが高い。

 

優勝

準優勝

準決勝

準々決勝

2回戦

1回戦

18歳以下

553

415

276

207

156

104

16歳以下

461

346

259

173

130

87

14歳以下

144

108

72

48

36

24

12歳以下

30

22.5

15

10

7.5

5

 

③ タイなどで開催されている海外のATFの大会に参加する。

例えば14歳以下の大会に出て本戦まで残った場合、①と同等のポイントが獲得出来る。

香港⇔バンコクは飛行機で約2時間。友人の話によると、これでポイントを稼いでいるジュニアが実はいるとか。

 

では、何故ジュニア・ナショナル・ランキングが大切かと言うと、

それはRoad to Roland GarrosやRoad to Wimbledonの様な14歳以下の世界でのビック大会に繋がる香港国内予選には、

ワイルド・カードも含めて16名しかエントリーが認められてないため。

 

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ただ、友人が嘆いていたのは、10歳過ぎの子供が本当にポイントを求めてエイジ・アップや海外遠征を重視することが正しいのかどうか。。。

たまたま運良く (いや、悪いと思うが。。。) 不戦勝で本戦ポイントを獲得してしまうと、

次回以降の大会で予選免除となってしまう可能性があり、低年齢期で一番重要な試合経験を積めるチャンスを逃してしまう。

ただでさえ香港は日本に比べても大会数が少ないので (全て出れて平均で月に約1回)、本戦ストレート・インで1回戦負けを繰り返すことが妥当だと思えない。

実際に今年の②の12歳以下の大会で8歳の息子が2歳上の第5シードに本戦1回戦で勝ってしまった。

香港のこの2歳上の世代は強く、もっと強い筈の子供のシードが低かったり、はたまたシードがなかったりと、その時は何故その子が第5シードだったのか理由が分からなかった。。。

 

何に優先するのか、またその時々のタイミングにもよって戦略は変わるのでしょう。