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テニス・スタイル

個人的には日本人が欧米人を相手に勝つには、オンザライズとカットザコーナーに低年齢から取り組む必要があると思う。


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歳でも背が高く (香港にいるオランダ人は145センチはあると思う vs 我が子135センチ)、それに手足がとても長い欧米人で足も異常に速いと来たら時間を如何に奪えるかが重要。
やっぱり、どんなに強く打っても、角度を付けたボールを打っても悉く拾われてしまい、それを繰り返している内に先にミスをしてしまう。

香港に住んでいる事もあり、二人の西洋人が息子のコーチをしているが指導方法は対照的。
赤土のコートが主流であるためか、スペイン流ベルギー人コーチはフットワークを駆使して自分の打ちやすいポジションを確保し、常に同じ打点で打つことに重点を置いた指導をしている。
一方で、芝のコートが主流な (必ずしもそうではないかもしれないが。。。) イギリス人コーチはオンザライズ (= ライジング) を意識して如何に相手の時間を奪うかに重点を置いている。
どちらが正しい指導法かと言う答えはないと思うが、日本人のジュニアには後者の方が合っているのかもしれない (ただ、小さい内はどちらが良いと決めずに両方を取り入れさせているが)

 

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クリエィティブな発想の下、神の手があれば話は別であるが、やはりポジション調整のため後ろに下がって打ち込んでも欧米人の体格を活かした粘りには適わないと思う。オンザライズで相手の時間を奪い、ドライブ・ボレーやネット・プレイでポイントを奪うスタイル、またサイドに振られたケースでは、横に走るのではなく斜めに走って (= カットザコーナー)、時間を奪い返すことに低年齢から取り組むことは将来的にメリットが非常に大きいと思う。口で言うのは簡単で、実際には高い技術が必要であると思うけど。。。

一方で、スペイン流コーチの下、最近我が子は、フル・ウェスタンからイースタンにグリップに握り方に変更中。その意図は、若干でもフラット系の方が相手の時間を奪えるため。またフル・ウェスタンだと常に100%で打ち込めるフィジカルが要求され、肉体的に日本人には非現実的なため。
高いボールのバウンドに合わせたり、もっとスピンをかけたいとの思いから子供は自然にグリップがドンドン厚くなる傾向があるようである。
慣れ親しんだグリップを薄くするには時間を要するが、将来を見据えると正しい判断になると思う。

最後にちょっと余談となるが、イギリス人コーチによるとウィンブルドンのお陰で世界一リッチな英国テニス協会は、12歳以下のジュニアの指導にはイエローボールではなくグリーンボールの使用を各テニススクールに強制しているらしい。従わないクラブに対しては、補助金支給を止めることから、全てのクラブが協会の方針に従っているとのこと。
香港テニス協会もあらゆるイベントには取り組んでいるけど、流石にそこまでの影響力はないな~。