Win Sports Vision

アジア発テニス

海外ジュニアテニス事情

今年は新型コロナウィルスをテーマにしたブログを13回に渡り更新をしました。第1回目が1月末であったため、今年はコロナで終わってしまう年となりました。

香港ではコロナ第4波により12月10日からテニスコートが全面的に閉鎖してます。少なくても1月6日前の再開はないため、パブリックコートは計4回の閉鎖により約4ヶ月使用が出来ない状況となりました。香港テニス協会はアウトドアスポーツで健康にもプラス効果をもたらすテニス再開に向けて何度かSNSを通じてメッセージを発信しているものの、他スポーツとの兼ね合いからコート再開は実現されていません。

香港でのジュニアテニス大会も、日清食品香港さんがスポンサーとなっている香港テニス協会主催大会も2〜3大会の開催に留まり、またブルゲラテニスアカデミー香港主催のUTR大会も今年は1月末に行われた1大会のみの開催で終了しました(2回目の大会は中断中)。

他の海外での状況はマチマチであるものの、クロアチアもスムリクバボウル主催者の話では足元の感染拡大を受けてコートは閉鎖。一方で、ラファナダルアカデミーには若手期待のホープであるオジェアリアシム選手が訪問したり、大会が開催されたりとバブルを上手く作りながら通常のトレーニングも継続してます。ただ、スペイン全土的な感染拡大を受け来週からのラファナダルアカデミーツアーin Barcelonaの開催は微妙なようです(マジョルカ島からの遠征は中止)。

今週はオーストラリア・ゴールドコーストにあるKDV Sportから素晴らしいニュースが発表されました。スペイン、アメリカと同じ総合型のテニスアカデミープログラムが21年より開始します。宿泊施設(食事付き)、学校(通学、オンライン学校)、テニス、フィットネスがプログラムに含まれ、スコラーシップ制度もあります。プロや米国大学進学を目指す新たなオプションになるでしょう。

前回のブログで紹介しましたが、ラファナダルアカデミーのTennis+School年間プログラムでは英語力に加えてスペイン語力が学業面での成績に左右するため、先ず英語からという事を優先するのであれば成田から直行便のあるゴールドコーストは現実的な選択肢になり得ると思います。

海外テニス留学のご相談がありましたらWin Sports Vision (info.wsv@winsports.vision)までお問い合わせ下さい。

それでは来年も引き続き宜しくお願い致します。良いお年をお迎え下さい。

 

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ラファ・ナダル・アカデミー

海外アカデミー留学のメリットをスペイン・マジョルカ島にあるラファ・ナダル・アカデミーを例にまとめました。

当アカデミーに在籍するメリットとしてはテニスに集中出来る環境が整っている事ですが、大まかな情報はインターネットを通じて調べる事が出来るため、ここでは実体験に基づいて情報を共有します。

 

キャンパス内にインターナショナル・スクール学生寮が完備されているため24時間を有効に活用が出来ます。

しかも学校、学生寮、カフェテリアの全てが同じビルにあるため移動の時間を大幅に削減出来ます。

(前回のブログで触れましたが、特に14歳以降ではテニスのための時間を如何に確保出来るかが重要です。)

 

因みにウィークデーの一日の流れは14歳以下の場合は以下です。

(グループにより若干スケジュールは変わります。)

 

7:30                  朝食

8:30-13:00         学校

13:00-14:00       ランチ

14:00-18:00       テニス、フィットネス

18:00-19:30       シャワー、夕食

19:30-21:00       自習

22:00                就寝

 

所属選手の国際色も豊で、約40ヵの国と地域の選手が共同生活を共にしています。

年間プログラムは毎年9月から6月までの10ヶ月、日本でいう小学6年生から参加が可能です。

ウィークリー・プログラムは年間を通じていつでも参加可です。

 

時間効率化以外のざっくりとしたメリットは以下です。

・ トップ・プロ選手が定期的に訪問するためトレーニングを見れる (直近ではシュワルッツマン、オジェ・アリアシム)。

・ 360度評価プラットフォームを使用しデイリー・ベースで全てが数値化、グラフ化され保護者にアップデートされる (テニス・フィットネス、トーナメント戦績、学校成績、食事状況、部屋の整頓度合、健康・栄養・メンタル)。またビデオ・アナリシスによるアップデートもあり。

・ 年間プログラム向けのスコラーシップ制度。HP上の金額を額面通り受け取らない方がベター。テニス、学力に応じたスコラーシップを提供。

・ コロナがなければほぼ毎月1回の遠征or大会参加。但し、学業で最低水準をクリア出来なければ参加不可。大会や試合の対戦相手はほぼ毎回異なる選手。スペイン国内選手だけでなく西欧、東欧、南米、北米からの選手とも対戦。

・ 異文化交流。国を超えての友達を作るチャンス。将来的なビジネスには最も重要。

・ 英語はマスト。スペイン語、カタラン語も学習。学業の成績はスペイン語、カタラン語も含めて最低水準をクリアしないと遠征に行けない。

・ ナダル・アカデミー主催で、ナダル・アカデミー・ツアーを年間スケジュールで組んでおり、ほぼ毎月のペースでスペイン国内で大会を主催。1月はバルセロナで予定。

 

一方でデメリットとは言いませんが、気になるポイントとしてはトレーニングも試合も基本観れないため、コーチを信じられるかどうかです。

また学生寮は二人部屋が基本なため、相手次第で留学生活が変わってしまうリスクもあることは留めていた方が良いでしょう。

 

現在、14歳以下グループには、イタリア、スペイン、中国からのトップジュニアが所属しています。

また15歳のフィリピン女子ジュニアはITFジュニア最高位2位とアジアからもプロを目指し活躍の場をスペインに移す動きが見られています。

 

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バルセロナ某テニス・アカデミー・コーチとのZoom会議

ブルゲラ・テニス・アカデミー香港校のDavid Soutoコーチがコロナによる自粛期間中にZoomを通じて保護者向けの勉強会を開催しました。Davidコーチの華々しいジュニア時代、辛いプロ経験が赤裸々に語られるだけでなく、海外テニス・アカデミー・コーチ、プロ選手、米国大学留学エージェントなどの特別ゲストがスピーカーとして招かれました。

バルセロナにある某テニス・アカデミーの経験豊富なコーチによるコメントを紹介します。必ずしも全ての選手に当てはまることではないと思いますので、一つの参考としてご確認下さい。

 

初めてトップ100入りする平均年齢は23歳

逆算すると17~18歳には既にコンペティティブなレベルにいて、ATPポイントを初めて獲得する年齢が17歳で、20歳にはトップ200入りしているのが理想です。19~20歳になってもATPポイントがない場合は、トップ100入りするのは現実的には非常に厳しいと思います。

 

最も重要な年齢は14~18歳

身体の発育に伴い14歳になるとキッズ・テニスから力強さを伴ったテニスに変わります。12~14歳は14歳以降に向けたトランジション期間です。12歳まではテニスと学校の両立で問題ありません。ただ、14歳に向けてはテニスを取るのか、学校を取るのかの決定が大切です。学校を辞めるというのではなく、飽くまでテニスに時間を費やせるための学業面での工夫が必要となります。10歳まではテニスを楽しむことが重要ですが、10~12歳の期間にテニスの時間を増やし始めるのが理想です。

 

12歳まで勝てなくても心配なし

勝てなくてもパニックになる必要はありません。12歳まで強い選手の特徴は以下3つの全てで平均以上か、若しくは1つが突出しているからです。

  • メンタルの成熟度
  • 身体の発育速度
  • 才能

14~18歳でキャッチ・アップ出来ます。最も重要な期間は14~18歳の4年間です。焦らないで下さい。

 

17~18歳での決断

プロを目指すのか、米国の大学に進むのかの大きな決断が必要となります。テニス王国スペインですら毎年新たにトップ100入りする選手は平均3人です。世代で見ても、毎年1~2人しかトップ100入りしてません。もし17~18歳でATPランキングが700位にいるならば、リスクを取っても良いと思います。然しながら、もしそのレベルに達していないなら米国大学経由でプロを目指すことを勧めます。ただ、米国大学入りした後の4年間で、モチベーションを維持出来るのかどうか、大学に充実したプログラムがあるのかどうかも重要です。また夏休み等の長期休暇を利用してフューチャーズに参戦したり、海外のアカデミーでトレニンーグを積む必要もあるでしょう。

 

18~20歳の2年間でのランキング

少なくともトップ500入りしている必要があります。そうでなければチャンスはありません。テニスをするためのコストは馬鹿になりません。17歳で海外サーキットに参入し始めればとコストが膨らみます。スペインが拠点でも、遠征には年間13,000~15,000ドルが必要、これにアカデミーでのトレーニング費用が乗っかります。ただ、テニスにかけたお金は無駄ではありません。テニスは人生の一部です。テニスを通じて人格が磨かれます。テニスで大成しなくてもテニスを道具にビジネス界で成功を収めた人は沢山います。

 

プロ生活でのコスト・カバー

300位内に入れれば、コストを大幅に削減することができ、80%程度のコストがカバー出来ます。100~150位に入ればコストの殆どがカバー出来ると思います。

 

コーチの経験は貴重

14~18歳でプロを目指す過程においては、実際にプロサーキットに出た経験のあるコーチがコーチになるのが理想です。選手のレベルが上がれば上がる程、コーチの経験が大切となります。年齢、レベルに応じてベストなコーチも違います。また男子、女子でも専門性と経験が其々異なるためベストなコーチは違うでしょう。

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米国大学留学の選択肢②

アスリートの米国大学留学をサポートするシンガポールのAddedSport社のコンサルタントのアドバイスはテニスにレバレッジ (梃の原理) を掛けての名門大学入りでした。ジュニア時代に多くの時間を費やしたテニスを道具として活用するのは当然の考えてであり、本人もシンガポール・ナショナル・チームで活躍したテニスの腕前にレバレッジを掛けてUC Barkeleyで奨学金を獲得したようです。スポーツ文化が確立している米国ならではの制度ですが、テニスは他の個人競技 (陸上、競泳など)に比べると競争環境が比較的厳しくなく、特にアジア人には奨学金を獲得するには狙い目となる分野となっているようです。コンサルタントによるとAddedSport社のクライアントの内92%のクライアントが、志望上位3大学に入学している実績を誇っているようです。また毎年30~40人のジュニアをサポートしています。

AddedSport社が理想と考える年間大会スケジュールですが、以下を考慮しての年間8~10大会の参加でした (香港在住の場合)。

① 香港テニス協会主催大会への出場。但し、UTRレーティングなし。

② ブルゲラテニスアカデミー主催のUTR大会出場。年間6大会開催。

➂ 夏休みを活用して米国での大会に出場。2~3大会をターゲット。

④ 冬休みは上記①、②、➂以外の地域で大会に出場。

上述のプランを立てることで、UTRレーティングを年間で1.5上げることが可能であるとのことです。

そしてGrade 10 (日本の高校1年生)から志望大学のリストアップ、及び大学コーチ陣向けのプロフィール・ビデオの作成を行い、Grade 11から学業的な側面としてSAT/ACTの準備を始めると共に大学コーチ陣とのコンタクトやコミュニケーションを開始します。

必要なUTRレーティングとしての目安は、Division Iであれば男子は11以上、女子は8.5以上、Division IIでは男子は9.5以上、女子は7以上、Division IIIでは男子は8以上、女子は6以上です。因みにDivision Iに含まれる大学は、Stanford、Harvard、Duke、Princeton、Berkeley、Yaleなどの超有名大学です。

奨学金の仕組みとしては、男子は各大学コーチに決まった予算が割り当てられており、コーチ陣が予算の中から其々の選手の奨学金の金額を決定します。一方で、女子は各大学コーチ陣に人数枠が与えられており、奨学金は100%、ないしゼロとなっているようです。

ブルゲラテニスアカデミー香港のトップ・プライオリティはあくまでもATP/WTAでトップ100に入る選手をアジアから輩出することです。ただ、香港校共同創業者でありアカデミー・ダイレクターのBastien LIVERIOUは愛情を持って育てたジュニア選手がテニス浪人となり路頭に迷ってしまうリスクを回避すべく選手・保護者に様々なオプションを準備するためAddedSport社とのコネクションを構築しました。欧米ではスタンダードとなっていますが、アジアでも今後同様な流れが進むかもしれません。

 

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米国大学留学の選択肢

香港ではコロナ第3波に伴った規制強化によりパブリックコート、プライベートクラブのコートが閉鎖されて1ヶ月が経過しました。連日100人超えを記録していた日次ベースの新規感染者数は13日連続で100人を下回る水準となり、本日は46人まで低下しました。このペースが続いてくれれば9月にはコート再開となるかもしれません。

ブルゲラテニスアカデミー香港では二つの面白い企画が行われています。1つはATPランキング最高位208 位のDavid SOUTOコーチによるオンラインテニス塾です。全15回のプログラムで、プロの試合を分析したり、テニスを戦略的により理解するためのカリキュラムが組まれています。経験豊富な海外のプロコーチによる講和や、プロテニス選手による自らの試合分析・解説が行われいます。8月10日からスタートして、昨日はなんとダニエル太郎選手が18年3月のインディンウェルズでジョコビッチ選手を破った試合をご本人自ら特別ゲストとしてジュニア向けに語られました。長男はトップ選手との試合を控えた試合前日の準備の仕方など、質問をさせて頂いたようです。来週はATPトップ30に入るアルゼンチン選手がゲストに招かれているようです。

そしてもう一つの面白い企画は昨日ズームで行われたシンガポールにあるAddedSport社のコンサルタントによるTennis + Studyによる奨学金獲得による米国大学留学についてのレクチャーです。主なポイントは次回以降のブログでご紹介しますが、近年のUTR大会の普及によりUTRレーティングがキーとなります。コンサルタントによると、スポーツ文化が確立している米国では、『Sports + Study』でのアプローチはエントリー・ポイントのバーが下がるため、『Study』一本に比べ大学側による受け入れが30パーセント上がるようです。

 

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オンコート・トレーニング再開は未定

香港では7月30日までに9日連続で一日あたりの新規感染者数が100人超えを記録し、感染再拡大を受け政府は一部公務員に在宅勤務を認める臨時措置の8月9日までの延長を決定しました。

その結果、オンコートでのトレーニング再開には再び目処が立たない状況となりました。ブルゲラ・テニス・アカデミー香港では本来であれば強化期間として泊まり込みでのサマーキャンプが行われ、またUTR大会のグランドマスターズが開催される予定でしたが、代わりに明日から本格的なZoomを通じたフィットネストレーニング (90分/日) が開始します。

またインターナショナル・スクールは10日から新学年での一学期目がスタートしますが、こちらも最初からZoomでのオンライン学習になります。捉え方によってはWithコロナ、Postコロナ時代に本気でプロを目指すジュニアは早々にテニスをフルタイムにして、学業をオンライン学習に切り替えた方が良いのかもしれません。ブルゲラ・アカデミー香港プロチーム所属ジュニアはこの組み合わせを導入しつつ、プロ、又はテニス・スカラーシップによる米国大学留学を目指しています。

 

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更なる規制強化の発動

香港での新規感染者数は先週金曜日から連続で100人超えを記録しました。感染者の急増で25日には入院の出来ない新規感染者数が約100人に上りました。予断を許さない状況を受け、本日香港政府は更なる規制強化に踏み切りました。飲食店は2週間前の規制導入により18時以降の店内での飲食が禁止となっていましたが、水曜深夜から終日での店内飲食が禁止となります (持ち帰りのみOkay)。また公共の場所で複数の人が集まるのを禁止する集合制限令では禁止対象を従来の5人以上から3人以上に引き締める事も同時に発表されました。期間は8月4日までの1週間ですが、香港でも事実上のロックダウンが遂に導入されます。


スポーツ施設、ジムも引続き閉鎖となるためまたまたテニス再開にメドが立たない状況が続きます。ブルゲラ・テニス・アカデミー香港校ではコーチ陣が率先し、ビーチや一定の広さが確保出来る公共広場でフィットネス・トレーニングを先週から開始していましたが、水曜日以降はZoomに切り替わるかもしれません。ボールが打てる状況だと直しにくい癖を直せるチャンスと捉えていたコーチ陣にもネガティブ・サプライズとなりますが、更なる感染拡大を抑えるには仕方のない措置なのだと思います。


インターナショナル・スクールの新年度開始日は8月10日の予定でしたが、こちらも延期が確定となり新たな開始日は未定です。Zoomによるオンライン学習がまた予想されます。


香港経済はデモ→コロナ→デモ再開→コロナ第3波の影響から非常に厳しい状況が続いていますが、特に小売店舗やレストランは心配です。小売売上高は2月に前月比で-39.8%と大幅な下落となりましたが、3月は同+1%、4月は同+5%、5月は同+11%と緩やかながらも徐々に回復しました。6月は経済活動再開により2ヶ月連続でのプラス成長が見込まれますが、7月の数字は。。。


早期のプチ・ロックダウン解除、テニスコート使用再開が期待されます。


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<ランチ時間のフードコート>

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