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アジア発テニス

ブルゲラ テニス アカデミー⑦

先週、ブルゲラ・テニス・アカデミー創設者のルイス・ブルゲラと、息子で全仏オープンの元チャンピン、セルジ・ブルゲラが香港のブルゲラ・テニス・アカデミーを訪れた。

 

大人向けのレッスン後に、約7,500円を払って彼らが参加したタパス・パーティーに出席。

ルイスとは前回の来港時にクラブ内にある同じバーで一緒に飲んだが、セルジとは初めてじっくり話が出来る機会を得た。

2人ともやはり典型的なスペイン人なのだろう。愛想が良く、こちらの質問に対して嫌な顔を一切せず、笑顔で答えてくれた。

 

日本人としてセルジに聞きたかったのは、昨年の全仏オープンの4回戦の錦織vsガスケの試合であった。

何故ならばセルジは先日までガスケのコーチであったからだ (来年からはスペイン・デビスカップ・キャプテンに就任)

この試合は、ファースト・セット途中まで錦織が圧倒的にゲームを支配していたものの、雨により試合が中断され、

試合再開後に形成が逆転してしまい、ガスケが勝利を飾った。

 

中断した時間にガスケにどの様な言葉を掛けたのかセルジに聞いてみた。

どうやら試合前に立てた戦略通りにガスケがプレイをしていなかったため、強い口調で戦略を思い出させ、気合を入れ直した、とのことであった。

ただ、戦略よりも、雨が降らなければ絶対に負けていたよ、ガスケとは試合が終わってからお互いラッキーだったと話したよ、と笑いながら答えてくれた。

 

 一方で、興味深かったのは昔と今のコート環境の変化について。

昔は、ハード、グラス、クレーで球足が全く異なったため、其々のコートで有利なテニス・スタイルがあったが、

今はハード、グラス共に球足が遅くなったことからベース・ラインを中心としたプレイヤーが有利になった。

セルジがプレイしていた頃は、カーペット・コートもあって、このバーのジュータンの上で試合をするのと同じで、試合前のウォーム・アップのラリーですらボールを打つのが難しかった、とタパス・パーティー会場のバーのジュータンを指して笑っていた。

プレイ・スタイルの変化はラケットの軽量化よりも、球足が遅くなったことが理由のようだ。

 

ルイス曰く、このコート環境の変化によりクレー・コートで育った選手が強くなり (スペイン人)、ハード・コートが中心であった米国のプレゼンスが低下した様だ。

 

何故、クレー・コートでの練習が重要なのか、何故、スペインが良いのか、その辺りは次回のブログで。

 


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