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広州ジュニア・テニス大会

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12歳以下のテニス大会が7月広州で開催され中国、香港、タイなどの東アジア、東南アジアの子供が参加した。

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日間に2つの大会が開催され、親元を離れてコーチ引率のもと香港からもジュニア選手が参加。
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歳以下の大会には06年生まれ (11) では香港トップ5に入るジュニアが予選リーグを勝ち上がり本選まで残ったが、この世代のタイのジュニアは非常に強いとのフィードバックを試合を観戦に日帰りで広州に行った (香港広州は高速列車で約90) 友人から聞いた。

何故、この世代のタイのジュニアが強いかと言うと、恵まれた体格を活かした強烈なサーブもあるが、どうやらバンコク空港近くにIMGの様な寮生活をしながらテニスをするテニス・アカデミーがあるとのこと。選手はそこで毎日トレーニングを積んでいるため、この世代のタイ・ジュニアは強い。
ただ、15-16歳になるとアカデミーは殆どの選手に対してゴルフへの転向を勧めているみたいである。その理由として、プロ・テニス選手として生計を立てるのは厳しく、ゴルフの方が比較的生計を立て易いため、とか。以前、『テニスプロは強いよ 世界を飛び超格差社会を戦う』、を読んだことがあるが、それが現実的な決断なんだと思う。勿論、ゴルフの世界も厳しいと思うが、日本で言えば、日本のトップゴルフ・プレイヤーであればそれなに生計が立てられると思うが、テニスでは異なるのが現実。


さて、香港のジュニアテニスに話を移すと、低年齢のレベルは決して低くはないが、何故プロ選手が出てこないかと言うと、テニスで稼ぐよりも、家業を継いだり、金融機関、不動産会社に就職した方が明らかに稼ぎが良いから。それとそもそも低年齢の時にプライベート・レッスンや香港テニス協会のプログラムに入ってテニスをしている子供は親が裕福なため、そこまでモチベーションが高まらないのかもしれない。

香港は株式投資をして売却をする時のキャピタル・ゲイン課税もなく、香港銘柄であれば配当課税もなく、また税金も安いため (15%)、金持ちがドンドン金持ちになる仕組みが出来上がっている。勿論、生活コスト、教育費などは日本と比べものにならない程に高いが。。。 
しかし、ブルゲラ・テニス・アカデミー香港校の入っているHong Kong Golf & Tennis Academyの会員権2000万円以上を簡単に払える人達が多いので、生活費は彼らからすると高いものの、深刻な問題にはなっていない。裏を返せば、円安、デフレにより日本が逆にアジアでは平均的な国になっている証拠だけど。。。 


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