香港低年齢テニス
香港テニス協会がアジア各テニス協会との提携を進めている。
その中に、中国、台湾、タイなどが含まれているものの、日本はあがっていなかった。日本サイドが関心がなく、断ったのか、そもそも香港サイドがアプローチしなかったのか不明なものの、アジアの中で日本が取り残されているのではないかと危惧している。
香港の低年齢テニスのレベルは低くはなく、直近のRoad to Roland Garrosでは香港人男子が14歳以下カテゴリーで準優勝を飾った。しかも決勝は最終セット・タイブレークのサドンデス方式で1ポイント及ばずっという結果であった。
香港国内の大会に目を向けるとアジアの金融センターというバックグランドからか、低年齢の大会は国際色豊かであり、ヨーロッパ人、インド人、中国人、またハーフの子供たちなど日本では経験出来ない環境が整っている。特に手足の長いヨーロッパ人の子供との試合、打っても打っても、またアングルに打ってもポイントが簡単に決まらずこの様な経験を低年齢の時から出来るのは非常に貴重であると思う。
一方で、16年冬にはスペインのブルゲラ・テニス・アカデミーがグランドオープンした。
ブルゲラはご存知な方も多いと思うが、90年代前半に四大大会の一つである全仏オープンを2連覇したブルゲラで、アカデミーは優勝したセルジ・ブルゲラを指導していた父親のルイス・ブルゲラが開校。グランド・オープンに伴い、ブルゲラ親子は勿論のこと、アジアの英雄であるマイケル・チャンも来港した。
エキジビジョン・マッチがセルジとマイケル・チャンとの間で行われたが、噂によると今年の冬はセルジとウィンブルドン・チャンピンオンのイバニセビッチとの試合が組まれている。
因みに、この香港のブルゲラ・アカデミーは、Hong Kong Golf & Tennis Academy (HKGTA) にあり、ゴルフはあのジャックニコラスのアカデミーがあり、会員権取得には2000万円以上が必要であるが、お金持ち香港人を中心とした需要は旺盛で会員権は値上がっている模様。
低年齢の子供を中心とした日本、香港の交流を願ってやまない。
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